江東区の心療内科/精神科【浅川クリニック】菊川・森下駅最寄り。うつ病,パニック障害

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浅川クリニック

スマートフォン族の病気⑦

日替わりでやってくる耳鳴り。頭痛、腰痛、目の奥の痛み
スマートフォン族の病気

毎日出社すると、ブルーライトを浴びながら画面と向き合う仕事スタイル。
入社して四年目。新入社員の面倒をみるように上司から言われた。自分の受けもつ仕事と共に侵入写真も気にするようになった。
しばらくして、昼休みをとろうとした時、強い腰痛があった。さらに足首が痛くて立てなくなっていた。
まるで、「ズドーン」とした足で、ふくらはぎが足首まで落ちてきているようになってしまっていた。驚いて足をさすろうとしたが、腰が痛くて前かがみができない。
このむくみは何だろう。
不安が不安を呼び、昼食どころか何もできない状態になった。足を見せたくない。人が昼食に出払ってから、トイレに向かった。
人のいない所で足を長椅子に伸ばしてさすり続けた。さきほどより、少し足首が浮き上がってきた感じがしたが、まだむくんでいる。

スマートフォン族の病気

夜、長い時間風呂に入って、足のケアーをした。
何とか落ち着いた。
次の朝、気になって足首にまず眼がいった。まぁ~、これなら平気だと思った。
眼の奥が痛い。よく眠ったのに目の奥が痛い感じがする。昨日からいったい何が起こっているのだろう。
出勤前だというのに、どうしよう、医者へ行くべきか?
いつ行くか? カレンダーを見る。今日も明日も休めない。昼休み行ける所などない。会社を休めない。

スマートフォン族の病気

そんなこんなで日々が過ぎていき、強い耳鳴りが勤務中に起きるようになった。腰の痛みはとれていた。そのかわり、頭痛と耳鳴りで仕事ができなくなった。
ついに病院に行った。
脳検査も異常がなかったが、頭痛と耳鳴りが止まらない。不安で不安でたまらない。
そんな時に、メンタルクリニックの看板が眼に入った。
そこで初めての診察となった。

 
スマートフォン族の病気

以上のように、話してくれた問診で、テクノストレス症候群と判断した。
心配する彼女にテクノストレス症候群の説明をした。この症状は、日変わりのように痛みが出る部分が異なることが多い。
同じ椅子に座り、同じ一点を集中して、長時間見ることで、脊髄の両側にある交感神経と副交感神経に負担がかかり、自律神経の乱れが生じる。
個人差で弱い所を直撃する。足のむくみであったり、耳鳴り、頭痛、目の奥が痛だるい、腰が重い、肩が張っている感じがする、力欲がなくなる等の症状が出る。
2~3日で足のむくみ、頭痛も消えることがある。それで病院にまで行く人が少なくなる。
だが、半年、一年の放置は別の症状と合わせる複合症状として新たな段階に入ってしまう。
新たな症状として、気分障害だったり、不潔恐怖、人に会いたくない対人恐怖、確認症だったりする。しかしこれも直接痛みにつながらないので、またもや放置していまいやすい。
社員の様子が変だと上司が気がついて、一緒にくるケースが多いという話を彼女に伝えた。彼女には薬を持ち帰ってもらって、会社で画面を見ない仕事を半分してもらうようにした。
テクノストレス症候群は半年以上の通院がほとんどである。
彼女の耳鳴り、頭痛は今のところおさまっている。
だが転職したりすると、環境の変化で精神の負担があり、再発する可能性が高い病気である。
そのことも伝えながら通院中である。

 
医師の薬は「飲まなくても良い」と言われるまでやめない
スマートフォン族の病気

テクノストレス症候群に対しては、1つの症状ではなくて、2つ、3つ不調が重なってくることが多い。薬を飲んで様子を見ながら薬を変えていく必要性も出る。
専門医にかかる時は、自分の気持ちを伝えやすい医師を選ぼう。
もし、薬が合わない時に遠慮しないで言えることが治す一歩となる。言いづらい医師だと、薬を服用しても症状が変わらないということを話せない。
ただ通院だけしていると、そのうちほんとうに治るのだろうか? と先々の心配が出てきてしまう。不安をつのらせる日々が続くと、うつ病になってしまうこともある。
病気を治すために、通院しているのに、将来を悲観して次の病気を発生させてしまっては何にもならない。
患者さんが治るための第一歩は、心の中を話すことにある。それで症状が軽くなることが何より大事だ。
医師は、患者さんの具合に寄り添い、お互い治す方向に向かっていかなくてはならない。
患者さんが医師にまかせていても、医師が患者さんの意見を聞かなければ、患者さん側が不安になったり、また通院を勝手にやめてしまったりする。
だから、最初から自分の心を話せるということが治すための第一歩の要素である。

スマートフォン族の病気
第2に、精神科の薬は神経回路にジワジワ効くようにできていることを理解することである。
胃薬のように、数時間で効くことはない。神経回路に、すぐ効くとすれば、気がふれてしまう。
悪いたとえで麻薬がある。脱法ハーブ等は神経回路に直接ふれてしまう。そこで自分の意識以外のことができてしまうのである。
薬は繊細に精密に作られている。だから、必要以上に飲むことは危険である。医師の指示に従って扱って下さい。
精神科、心療内科の薬は、ほかの薬と異なっている。2~3週間で少しずつ改善されていく。
症状が回復すると、患者さんは治ったと自己診断して勝手に来なくなる人もいる。
薬によって閉じていた神経回路が開き出した。症状が改善されようとした。
その時、自己診断して治ったと思いこんでしまい薬を飲まなくなる。日々神経回路はふさがっていく。
いった、閉じた神経回路を再び開けるには、最初よりも数倍の時間が必要になる。人によっては、元のように回路が開かない。
薬は医師に、「もう飲まなくてもいいよ!!」と言われる日まで飲んでくださいね!!

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