一年間を通しての病気
① 4~5月 5月病が多い季節です
入学、入社、部署交代で環境が変わる。変わったばかりで頑張っているが、約4週間ぐらいで環境に馴染めずに、悩みが生じます。俗に言う5月病であります。
「不眠、頭痛、めまい、肩凝り、腹痛、下痢、動悸」といった症状が3日以上続く時は専門医を受診しましょう。又、不登校、出社拒否になりやすいのも、この季節です。
② 新型うつ病が多くなっています
日曜から金曜の平日に調子が悪く、動悸、めまい、頭痛、嘔気があり、土曜、日曜の休日には症状が改善します。
特に、日曜の夜6時30分頃に「明日の仕事の事を考えるとゆううつになる」、さざえさん症候群が流行しています。早めに専門医へ相談しましょう。
③ 新型心身症が発症しています
代表的なものとしては「電話恐怖症」があります。
「携帯電話に上司の着信があり、それが精神的負担になり、心身症を患う若手社員が増えています。」 すなわちケータイ恐怖症です。
うつ、動悸、頭痛、嘔気、多汗等症状はさまざま。ケータイ、パソコン、ネット、ゲ ーム等の過剰使用が原因です。テクノストレス症候群の一種です。 悪化すると「幻想振動症候群」に陥ってしまいます。着信がないのにケータイが鳴っていると感じたり、バイブレーターが振動していると錯覚する、太ももに何かが触れただけで、ケータイのバイブかと思ってしまいます。
通勤電車の中で、やたらとケータイを取り出し、着信を確認している若手サラリーマン が目立っています。
又、移動中に常にケータイを握りしめていたり、トイレに持ち込んでいるのも危険信号です。
対策3ヶ条
① ケータイでは決して怒らない
電話で叱責されたり、コテンパンにやりこまれた事がきっかけで「ケータイ恐怖症」になるケースがある。
② ケータイに連絡するときはルールを決める
四六時中の着信が「ケータイ恐怖症」を引き起こす。連絡事項の重要度で線引きする。
③ 終業時間以降のケータイを留守電に切り替える。
その場で留守電を聞かずに、用件は翌朝、確認しましょう。