パニック障害とは
① どんな病気?
突然、激しい不安に襲われ、胸がドキドキしたり、息が苦しくなったり、めまいがしたりする発作を「パニック発作」といいます。
100人中1~2人にみられる病気です。
② 他の病気と間違われやすい病気です
動悸や息苦しさのため、心臓の病気(不整脈、狭心症)や呼吸器の病気(喘息、過換気症候群)などと思ってしまうことがあります。
検査をしても異常が現れないのもこの病気の特徴の一つです。
③ なぜ起こるの?
パニック障害は、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることによって起こると考えられていますが、薬で治る病気です。
④ 治りますか?
きちんと治療すれば治ります。
薬物療法と薬を使わない治療があります。
社交不安障害(SAD)
どんな病気?
たくさんの人の前でスピーチをするのが苦手で不安に感じる、初対面の人と会い会話や挨拶をするのが恥ずかしいなどは日常生活において誰でも感じることです。
ところが、このような状況が不安で強い苦痛を感じるあまり、その場面を避けようとして、仕事や勉強に集中できない、または会社や学校に行けないなど、社会生活に支障をきたすことを、「社交不安障害」と言います。 社交不安障害は特別な病気ではなく、日本国内に推定で約300万人以上の患者さんがいると言われており現代社会では多くの患者さんを抱える一般的な病気です。