江東区の心療内科/精神科【浅川クリニック】菊川・森下駅最寄り。うつ病,パニック障害

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浅川クリニック

院長コラム

1章 | 将来の夢が輝く時期に子供に生きる自信をつけさせる

2 親に興味をもってもらうと子供は喜んで頑張る
イラスト

一見、静かで真面目に見える一六歳の普通の娘さんが手首を切る「リストカット」をしてしまった。

ただただ慌てる母親は、娘さんを連れてクリニックを訪れました。

 

私は母親を席(診察室)から外してもらいました。

娘さんが話す言葉は、ポツリ、ポツリで、聞きとりにくかった。

「なぜ、手首を切ったの?」と尋ねると、何も答えてくれません。

「痛かったでしょう!」と言うと、・・・・・・娘さんは、口を開き始めました。

「自分が生きているのか?死んでいるのか?わからない」と答えました。

「流れ落ちる血液を見て、自分は生きていると確認できた」と答えました。

 

リストカットする人は長い間孤立した時間で、心を患い「痛い」とか「怖い」とかいう感情が薄れていきます。だからリストカットして生きていることを確かめる行為ができるのです。

成長と共に、リストカットの回数が減っていく。今、困っている現状のひとつとして、手首の傷跡が、就職できない理由となってしまう。そこで、皮膚移植手術を行うこともあります。

10年、15年前までは、リストカットする人たちには、それなりの理由がありました。

例えば、兄弟との比較により孤立して、劣等感を抱き、リストカットに走る。

例えば、親の虐待により、生きているのが辛いという心の叫びがリストカットに走らせる。

例えば、両親の暴力、父親の酒乱の家族の中で、自分の居場所を失い、心の叫びでリストカットに走る。

 

しかし今は、特別問題を抱えてはいない、一見静かで真面目に思われる、そういう子供さんたちのリストカットが増えてきています。

その理由は、両親が共稼ぎ、それゆえ子供さんが長時間「TVゲーム、スマートフォン」を相手に遊んできている。孤立が孤独感を生み出している。

 

大人たちにしてみれば、子供さんが独りで静かにしてくれていると、助かるという一面があります。

幼い頃から機器類を与えてしまった。子供さんは成長と共に、スマートフォン等を、自分の友達と思ってしまう。そこにスマートフォン依存症が発生しているのです!!

 

どんなに忙しくても、子供さんの存在を「ありがとう」と表現する時間を、毎日少しずつ増して頂きたいと思います。

 

親に、興味をもってもらうと、子供さんは喜んで頑張ると思うのです。

 

 

著書:世代別 最大限に能力を発揮する心と体のつくり方

 

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