江東区の心療内科/精神科【浅川クリニック】菊川・森下駅最寄り。うつ病,パニック障害

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菊川駅・森下駅最寄りの精神科

浅川クリニック

院長コラム

「こころが疲れたなぁ」
と思ったら読む本①

今は叶わない夢であっても、明日は叶うかもしれない

「運の別れ道が感じられたらいいのに……」と思う。

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コツコツと積み上げてきた努力がある。だが、つまらないことで、喧嘩をしてしまった。
会社に行きたくなくなった。遅刻するようになった。上司から注意を受けた。悩みは、「喧嘩をした相手のことと上司に叱られたこと」との2つになった。
目的としていた夢は、どこかに置いてきてしまった。悩む日々が増えた。体調が悪くなってついに辞表を提出した。

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本人が体調を悪くしてクリニックを訪れた。彼が言うには、「中学、高校、大学時代、塾と学校を往復して終えて、やっと入社した。それなのに、その商社を退職した。いったい今までの努力は何だったのかと疑問を持つようになった。眠れない日々でうつ病になった」。まだ、26歳だと言うのに、心の病を出してしまった。
もし、彼が対人関係に強い育ち方をしていたなら、つまらない喧嘩で会社をやめる方向にはいっていない。対人関係に強い育ち方をしていたならば、人に謝ることができたはず。喧嘩の傷を大きくしたのは、彼が一流大学卒業だというプライドで、一歩もゆずれなかったからかもしれない。
現在、若者で働いていない人達の中には、こうした理由で職場を転々としている人もいるだろう。ほんの少しのプライドを落として、いっとき我慢をしてくれたなら、明日につながる夢は叶うのに、と思うことがある。
今まで全て順調にきた人が、石コロにつまずいて転ぶ。その石コロとは、上司の注意だったり、同僚と気まずくなったことだったりする。

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人生は長い。喧嘩したり、不愉快なことが起こったりという辛さは、人生にはセットでついていることを教える親との会話が少ないため、独りで悩みをかかえこむ。
入社して10年間は、叱られてなんぼの世界だという自覚がない。だから挫折する。1度挫折すると、また、人にイジメられるのではないかという恐怖感が先に立ち、臆病になる。暗い印象を自らあたえてしまう。
そんなことがないように、「明日は叶う夢かもしれない」と自分の人生を信じる気持ちをもって、1日、1日を爽やかに過ごしていこう。

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