江東区の心療内科/精神科【浅川クリニック】菊川・森下駅最寄り。うつ病,パニック障害

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院長コラム

コロナ時代の強い心のつくり方④

コロナうつ病による家庭崩壊
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心が折れる時、コロナ災害とも言える仕事場を閉めなければいけない事態が、4月中旬から始まってきている。いつから再開できるのか分からない職場の問題は、日が経つにつれ「ストレス」が溜まる。

夫婦間でもちょっとしたことが喧嘩の種になる。
「どちらがゴミ出しをするか?」
夫「妻の役目だろう!」と怒鳴る。
怒鳴り声に妻は腹を立てる。そこからお互いのストレスが大爆発。
妻の口に勝てないと思う夫は「スーッ」とどこかへ出かける。自動販売機でカップ酒を買ってベロベロで帰宅。
強気になった夫は家庭内で暴力をふるう。酔いが冷める。子どもと妻はいない、朝になる。

一度暴力を振るわれてしまうと恐怖感が残ってしまう。夫にあやまられても「ハイ、そうですか」と言って元の夫婦には戻れない。
これが普通の時であれば、家庭崩壊にまで至ることはない。今はコロナウイルス災害とも言える長引く自粛で、経済不安を引き起こしている。
夫婦間に経済不安が蓄積されていると、離婚の話まで飛び出してくる恐れがある。

世の中が暗いムードに包まれる時は夫が不安を取り除く行動をして、家族を引っ張っていかなければ家庭崩壊が起こってしまう。
夫の役目を果たすには妻と子どもへの精神的ケアーが必要である。
子どもたちを連れて公園で弁当を食べる。
笑顔を見せてあげる。
親の笑顔は子どもの不安を取り除く薬である。
公園の深緑の中で花をつみ、押し花作りをする。
その押し花に今日の日にちを書いておくだけで、立派な思い出作りができる。

 

世の中に平和が戻ってきた時に、今作った押し花が楽しい話の種になってくる。先を見据えた強い気持ちが「コロナ病」と「家庭崩壊」を防ぐことになる。面白いことが無いから家庭で面白いことを探す時間が、今できる心のケアーである。
1日、1回面白いことをメモする時間を持とう。

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僕は今苦労して両親の介護をしている。

僕は患者さんの苦痛と向き合う日々を送っている。

そうした中で帰宅して「やれ、やれ」と言ってカバンを置く。手を洗い、うがいをして1日の反省メモを机に向かって書く。

書いていて、ふっと「静かだなぁ~。うちの(柴犬の)娘は?」

どこへ行ったんだろうと部屋を見回す。

 

そこには天井に向かって前足、腹、後ろ足が伸びている姿が…。

気楽な構えになっている。

鼻息がスゥ~スゥ~と音をたてていた。

腹もおチンチンも天井に向かっている。それは言葉にできないおかしい格好であった。

今日1日、「大変だ」と走り回って疲れているのは人間様だけなのか?
と思ってしまった。

笑えることは、人を冷静にさせる薬である。こんな時だからこそ家族で笑えるメモ作りをしよう。
皆で一緒にいる時間の中で、笑いを刻んでいこう。

時が過ぎれば、楽しい思い出になる。夢って見るだけではない。作り出されていくものである。
「夢中になれる時間を過ごすこと」で心はケアされる。

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