江東区の心療内科/精神科【浅川クリニック】菊川・森下駅最寄り。うつ病,パニック障害

江東区、精神科、心療内科

菊川駅・森下駅最寄りの精神科

浅川クリニック

院長コラム

「こころが疲れたなぁ」
と思ったら読む本⑤

やる前に答を出してしまうと前へ進めない
やる前に答を出してしまうと前へ進めない

生活の中で、やってみなければわからないことがいっぱいある。
僕がそうじをするなんて、する前は無理、無理と答を出していた。スーパーマーケットで買物をして大きな荷物を持つなんて無理に決まっていると思っていた。

犬を飼うようになって10年経つ。
以前は多くのことを無理、無理と思っていたので、やらなかった。

やる前に答を出してしまうと前へ進めない

犬は自分の子供と同じように家族の存在だから、できないと思っていた雑用も自然にすることができるようになった。大きなリュックサックに犬と遊ぶボールと、リールを入れて、犬のフンを取る紙、ビニール袋、小物を入れて行く。
公園に着くと、犬がリュックサックに飛び上がってくる。「ボールを早く出せ」という。
なかなか取り出せないと「早くしろ」と飛び上がる。ぶつかってくるから、ハンパなく痛い。
犬の爪で太股をひっかかれる。痛さに耐えることで、面倒くさい日常の我慢も犬に教えられた。
公園のベンチでサンドイッチを食べコーヒーを飲む。今まではランチはレストランで食べていたが、今は犬がいるからランチは公園が多くなった。

10年間を思い出すと、やる前に無理と決めていたこともずいぶんできるようになったと思った。
人は愛する家族が増えると、自然に努力して変わっていけるんだなと思った。

やる前に答を出してしまうと前へ進めない

やる前にできないと決めて、自分はしなくていいと逃げる。
人生は前進しなくなる。きっと、若いうちにやるか? 中年でやるか?
老人になってからやるか? の違いだけなんだろう。

生まれてきた以上、みんなどこかで、自分の嫌なことと向かい合っていく必要がある。
だったら、若い時から嫌なことをすすんでやる人間になったら、後は、嫌なチケットは使い切っているので、楽しいことしか残っていないだろう。
考え方ひとつで人は変われるのだと思う。

pagetop
03-5600-0033