一家を破滅させる
「孤独病」②
高学歴の人になぜ、心の病が多いのか
★プレッシャーで一番きつい、親の期待
国立大学に入学するため、学童期から、プレッシャーを受けて生活をする。
プレッシャーで一番きついのが、親の期待に応えようと頑張ることである。
それが「心身症のチック」(チックとは、眼や口元をピクピクさせる症状)や「首を傾ける斜頸」として現れる。 学校で、からかわれ、不登校の原因を作ってしまう可能性がある。
他の子供は遊んでいる。野球とか、テニスとかして楽しんでいるのに、自分は、学校→塾→家(家庭教師)が待っている。
自分なりの楽しみは、時間の空きがないのでTVゲームくらいしかない。親のルールに従うための努力で、感情を抑え、笑うことすら少ない。「感情鈍麻」という病気になっていることを知らない。
兄弟や塾のクラスなどで成績を比較される日常では、知らず知らず「心身症のチック、目をパチパチする症状」が出やすくなる。そういう比較でプレッシャーを受けている。
辛さを言葉に出せず「つらいヨ! いやだヨ!」という心の叫びが、体の一番繊細な目の周りにチックとして起こりやすいのだ。
学童期から中学、高校に進むにつれて、勉強時間が長くなる中で、思春期を迎える。
★思春期になると家庭内暴力を出す子供たち
今までは親の力が強かった。
しかし、中・高校生になって体力が強くなる思春期に、急に暴れる。家庭内暴力を出す子供達もいる。
今まで抑えていた感情が思春期を迎えると、「男性ホルモン(男性の場合)」、「女性ホルモン(女性の場合)」が盛んになり、自分ではコントロールできない感情の噴火が生じる。そういう子供達も珍しくない。
・自分が暴れることで、親が困る。それが嬉しくて、たまらない。
・自分が暴れることで、親が怖がり、現金をせびることが出来るようになる。
中・高校生になる頃、人生を左右するような非行行動に走ることがある。
今まで成績が良かった子が、一度、一番から外れて急に成績が落ちる。プライドが傷ついて、急に不安なったりすることがある。
そして大学入試を迎える。高学歴者たちは、思春期を理性で乗り切って大学時代を過ごす。
★同僚、上司とうまくいかない挫折
入社が決まる。社会人の一歩がスタートを切る。
「社会人になったら、恋愛して、買いたいものを買える」と心ははずんでいた。だが、現実に会社に行ってみれば小間使いの毎日で、期待していた社会人生活は、いざやってみると、思っていたものとは異なった。
そんな不満が「学童期、思春期」に抑えていた不満に重なってしまった。そこで、うつ病や心身症を一気に出してくる。
高学歴者が過ごしたのは、成績重視の世界であった。成績に関しては挫折したことがなかった。しかし会社に入社して初めて、同僚、上司とうまくいかない挫折を味わう。一発で「うつ病、心身症」を発生させる要因となる。
それは、小・中・高・大学と抑えていた不満の蓄積がストレス袋を満杯にして破裂する。心の病が形となる瞬間である。
早い子であれば、中学、高校で破裂させて、不良の仲間入りをする。
高学歴者は、プライドが高いという一面があり、精神科の門をくぐるのにかなりの抵抗がある。不調の訴えを内科で済ませようとするところがある。そこに、うつ病や心身症を重症化させてしまう要因がある。
こうして、自殺に追いやられる人も少なくない。体調不良に対しては、持たなくてもよいプライドを捨てることで、助かる命がある。 ストレートに精神科の門をくぐってくれれば、助かる命があり、また将来の希望も出てくる。
★パソコンの画面と向き合う作業が脳疲労に及ぶ
高学歴者は、コンピュータ操作が楽々できる人達が多い。 そのため。人工頭脳の開発に採用されることが多い。そこで、1日のうちにブルーライトを浴びて、8時間以上パソコン、インターネット等の画面と向き合う作業が日常になる。
画面と向き合っていても、すぐには発生しない。時間をかけて半年、1年、2年という経路をたどり、「テクノストレス症候群」の病気を発生させてくる。
「テクノストレス症候群」は心身症である。資格の疲労が脳疲労まで及んで、心身症を作り出していくのである。
まず知ってもらいたいのは!脳疲労を起こすことによって、体を守ろうとする脳内分泌ホルモンが減少する。
要するに、体を守ろうとするホルモンが少なくなることで、体調不良が出てくる。体調不良は個人差があって、まず頭痛の出る人、下痢、胃痛の出る人が多い。だから、内科へととびこむのである。
素人考えでは、無理もない話だろうと思う。
下痢、便秘、胃痛、頭痛の薬で、一時的に症状は治まりを見せるが、再び繰り返し症状が出てしまうのが特徴である。
メンタルクリニックの門をくぐるか、病院の中で心療内科を受診してみて下さい。
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